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【『やりたいこと』をしっかり知ろう】

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[3月に発送した便りです]
 コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を防ぐために、3月は学校が一斉休校になりました。
 これまで、学校や部活、塾の予定がいっぱいで、予定をこなして終わらせるのが精いっぱいだった人も多かったと思います。
 一斉休校になって、自分が「やりたいこと」をじっくり考えたり、取り組む時間をもらえたと思ってはいかがでしょうか?

 「やりたいこと」と問われても、普段考えている人はすぐに出せるでしょうが、そうでない人は何も思いつかないかもしれません。
 そこで、枠を埋めると「やりたいこと」を見つけやすくなるワークシートを作りました。

 よろしければやってみてください。
 詳しい「やり方」は別紙(使い方、ワークシート、カード)に書いています。
 できたら、1回だけではなくて、1週間、1か月、1年間時間を置いて、
 何度でもやると、自分によりフィットしたものがわかることでしょう。

※ロボット教室の各家庭には、別紙、ワークシート、カードを送付しています。
 緊急事態宣言が解除され、安心感が広まってきたらワークショップを開催します。
 オンラインでもご希望に応じて開催します。
 ご希望の方には、料金をお知らせします。

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 やりたいことをやっているかどうかは、行動でわかります。
 例えば、体育会系のサッカーや野球が「やりたいこと」の人の場合は、普段からボールや靴を触っていることでしょう。
 そして、どこにどんな傷があるか、すべて知っているはずです。
 少しまとまった時間が空いたら、練習をしたり、スポーツ雑誌を読んだり、次の試合の作戦を考えています。
 疲れは感じにくいし、「やりたいことのために取り組む必要があること」は、言われなくてもやっているはずです。
 行動を見たら、「やりたいこと」かどうか、すぐにわかります。

 学びラボはロボット教室ですから、できたら全員がロボットと、このようにつきあってもらえたらと思っています。
 もちろん、個性の差はあるので、何にこだわって、何をするかは、一人一人違っていて構いません。

 一つ注意しておきます。
 「やりたいこと」をやるときには、「やりたくないこと」もついてきます。
 サッカー部や野球部だったら、洗濯、道具修理、基礎体力をつけるトレーニング、数学や物理の計算も必要です。
 「やりたいこと」をやるときに、「やりたいことだけ」という訳にはいきません。
 あきらめて、「どうやって、やりたくないことをするか?」を考えましょう。
 貴重な時間を無駄にしないために。

 だから、大事なのが「自分がやりたいこと」なのです。
 ロボプロは「本気のロボット教室」なので、少なくともロボットやプログラミングにつながる「やりたいこと」をやりに来てほしいと願っているのです。

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 話は変わりますが、高校時代に楽器のバンジョーを習いに行っていました。
 10年位前には落語を習いに大阪の天満天神繁昌亭に通っていました。
 どちらも同じように上手になりたい、とは思っていましたが、家でまったく練習しませんでした。
 お稽古日の前日に、最低限のことしかしていかなかった記憶があります。
 私は天才ではありませんので、お稽古の日に上手にできるはずもありません。

 やはり上達するには、自分に合った練習法で、空いた時間をすべて使うことが必要です。
 そのためには、「やりたいこと」は当然で、寝ているときも夢に見るぐらい夢中になって、
 誰かから「やれ」と言われなくてもその前に練習しているくらいであってほしいですね。

 本や物を買うことで満足する人がいます。私もそうです。
 買うと満足感は高いのですが、実際にはそれを使って練習することなので、忘れないように。

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 ロボプロで学ぶことが「やりたいこと」だったとしたら、もう少し工夫してもいいんじゃないかな、と思う生徒がいます。

 もちろん、ロボプロで作るロボットはあまり市販されているものではありませんので、
 テキスト通りに作って、見本プログラムを書き込んで動かして遊ぶだけでも価値があることですが。

 そこで、「やりたいこと」です。
 ロボプロでそんな風に動かして遊ぶのがゴールの「やりたいこと」でもいいです。
 もっと先の、ロボット研究者になるための基礎知識と技術と考え方に触れて身につけるためと答えてもらったら、教室を開いている意義を感じます。
 ロボプロのテキストに書いてあることからアイディアを広げて、
 ちょっとずつおもしろがることも「やりたいこと」です。
 自分の「やりたいこと」をやっていることが重要です。

 やりたくない人はロボプロには来ていません。
 けれど、「やりたいこと」をまだ自分の言葉で語れない人は多いのじゃないかと思っています。
 語れない人は、残念ながら行動できていないようです。

 何のためにロボプロに来るのか、
 何のためにロボットを学ぶのか、
 ロボプロで何をしたいか、
 そのために何をできるか、
 するか。

 自分が「やりたいこと」をしっかりと知りましょう。

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