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【プログラミングする仕事ってどんなのがありますか?】

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[2月に発送した便りです]

 最初に。
 受験生がんばれ!今これを読んでいる人が受験生でなくても、周りの人、見かけた人が受験生だったら、その人を応援しよう。がんばれ!
 試験が終わっていたら、お疲れさまでした。おめでとう!学校に入ってからやりたい勉強を、今からはじめちゃいましょう。

「ロボットやプログラミングなら自分にできそうな気がする。おもしろそう」
「思い通りに、ロボットを動かせるようになりたい」

と、はじめたころの自分を思い出しましょう。
そして、何を経験してきたか、いま何をどれだけできるようになったか、指折り数えて自信を持ちましょう。

【プログラミングする仕事ってどんなのがありますか?】

 「ロボットとは、自分(人間)が考えた動きを上手によい加減で動くようにプログラミングした機械」です。

 だから、プログラミングの「正解」は、自分が決めたらいいのです。

 最近、何人もの人から質問されました。
「プログラミングする仕事ってどんなのがありますか?」
「学校で、どんなプログラミングをするの?」
「プログラミングするのが苦手です」

 最後のは質問ではないですが、「なんとかしたい」という魂の叫びを感じたのであわせて考えていきます。

 その場では簡単に答えました。でも一言でいうにはあまりに説明不足だと感じていたので、ここに書くことにします。
 私の考えです。「こういう見方もある」と思ってお読みください。

★プログラミングすることについて
1.誰もがプログラミングできるようになる必要がある、と考えている。

2.でも、ロボプロでやっているようなC言語ではなく、小学校低学年でやるようなScratch(スクラッチ)レベルで十分。
(例えば、今は誰もがスマホにアラーム設定をしています。「アラーム1に月~金7:30、アラーム2に土12:00」も立派にプログラミングです)

3.プログラムを書く前に、「動作の順番と動作時間」を考えることの方が大事。
(例えば、歩くときには、「右足を上げる」-「身体を前に倒す」-「右足を下ろす」-「左足を上げる」-「身体を前に倒す」-「左足を下ろす」など。ロボット的に書くには、「身体のどこの筋肉をどれくらい動かすか」の場合もあります)

4.人間が望むような動作は、丁寧に細かくプログラミングしていく必要がある。それを簡単にできるようにするのは、今のティーンエイジャーの人。将来に期待している。
(応援しています。私の子供のころは、ロボット教室も、スマホも、ドローンもありませんでした)

5.古田貴之先生の話(第3回全国大会)のように、「人が考えたことは実現できる」。どんなプログラムも作れる。
(つまり、「人が考えたどんなロボット」も作れます。完成するまで、工夫し続けたらいいだけです)

6.私は、ロボット以外のプログラミングもしている。すべて自分用。「ホームページ作り」「住所録や請求書のデータベース作り」など。「やることリスト(ToDoリスト)」をつくるのも、条件と順番を考えているのでプログラミング。

★将来の夢について
7.プログラミングする仕事は2つに分かれる。どちらにワクワクするか。
 「仕事で使うシステムを考えて、プログラマーに仕事を出す人」
 「頼まれた動作をするシステム、プログラムを書いて、きちんと動くまで責任を持ってバグ取りする人」

8.「将来やりたいこと」を考えるときには、職業名、会社名ではなく、「自分がその時に楽しく工夫しているとイメージできる、考えたり作業したりしていること」を考える。

9.「手を抜いてほかの人にやらせよう」「サボって、正解を教えてもらったらいい」とするのはダメだが、「最後に必要なことをシンプルに実現する」のは大切。
(楽をしようと、手順を考え、必死になってプログラミングするのはよくある話です。「サボるためには、必死にやるしかなくて、手を抜けない!」)

10.「将来の夢(将来やっていること)」は、今でも自分で何かやっているはず。
(まだはじめていなかったら、自分がそれをどれだけ面白く思ってやっていけるか、自分の感覚を確かめながらチャレンジしていきましょう)

11.自分の今の実力で「できる/できない」を考えてはダメ。これから身につけたらいいだけ。あきらめて何もやらなかったら、何もできるようにならない。

★学校のプログラミング授業について
一般的な話です。
12.学校によってパソコンの台数が違うなど、学校によってできることが違う。先生によって教えられるレベルも違う。

13.学校の授業は、一人の先生がていねいに関われる人数を越えていて、1クラスの人数が多いので、成績が中くらいの6割くらいの人数の生徒が理解できるレベルを目指している。
(その場でその人たちが「わかった」と思えるレベル)

14.生徒の側の勘違い。学校の授業を「授業を受けて教わるもの」と勘違いしていて、テストで正解がわかったらそれでいいと考えているが、テストがゴールじゃない。

15.学校の授業を「授業を受けて教わるもの」と勘違いしているが、聴いただけ、見ただけでは何もできない。練習したり、身近な例に当てはめて考えないと本当には理解できない。「未知の知識を、教えてもらい、知りに行くところ」。
(授業でやってもらうこと、やらされることではなくて、自分がやる!!)

 これらのために、学校やロボット教室を活用しましょう。自分からつかみに行きましょう!!

(学びラボ 若狭 喜弘)

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