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学校を不登校していると聞きました

category : 勉強する, コラム, 人生を考える 2022.3.7 
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学校に不登校だという君へ

(個人名を外して、いろいろ修正して、多くの人へのメッセージとしました。)

 この手紙は、「どうしたの?」「どうしたいの?」「僕が力になれることある?」ということを書いてあるだけなので、怖がらないで読んでほしい。

 今までまったく気付かなかったのですが、つい最近、お母さんから不登校気味だと聞きました。たまたまです。[ここで気分を害さないで!!]
 思春期って男も女も、家族など近い人ほど会話しなくなります。
 それまでの「いい子」が脱皮しようとして、周りの人とゴチャゴチャとぶつかってしまうこともあります。
 単純に、「飾ったり、親の期待の姿ではない、もともとの自分」で受け入れてもらいたいと、もがいているだけです。

 不登校の生徒って、勉強が嫌い、学力が低いという訳ではありません。
 普通の学校になじまなくて、「自由学園」といったところや、高校だったら「通信制」に行く人もいます。日本の普通の学校になじまないだけです。大学に行ったら元気になって自分がやりたい研究に没頭している人もいます。

 君がそうだという訳ではないですが、よくこんな言葉を聞きます。

 「①学校で、②勉強する意味が わからない

 人によって、意味が違うのですが、

 「①学校で」は、
    「場所の設定が合わない」
    「先生や同級生との人間関係になじまない」
    「学校の『あたりまえ』の意味がわからない」。
 「②勉強する意味」は、
    「勉強したものをどこで使うんだ?」
    「勉強自体なぜするんだ?」
    「内容がおもしろくない」。
 という、それぞれ3つずつの視点があります。もちろん、そのほかにもあることでしょう。

 そして、「こんなことを言っている間に、授業が理解できなくなった」というのがあるでしょうし、
 「授業でやっていることが、かなり前からわからなかった。ちょうど『学校で、勉強する意味が わからない』ということばを知って、使ってみた。説明しなくてもよくなったので良かった」というのもあるでしょう。

 そして、「いろいろ無理しているから疲れている」のだろうと思っています。

※高校までの学校では、「一斉授業」をして、「決められた内容」をして、「一定以上のレベルにさせる」ように授業をしないといけないのです。
 このやり方に合わない生徒がいるから不登校の生徒がいるのです。いじめもそうかも。
 まずはそれを「仕方ないこと」と受け入れてください。今、自分の力で変えられないことは、脇に置いておきましょう。
 そして、【どういうやり方を自分はしたいか】を考えてください。

[若狭からの提案]
 僕は、「学校に行きなさいと言わない」けれど、「勉強をしなさい」とは言います。
 教育を受けるのは、自分のための権利だから。(「権利だから、捨ててもいい」と言えば、いいのですが・・・)
 それに、大人になっても好きなこと、必要なことは、大人になっても勉強し続けるので、「勉強のやり方」だけは少なくとも身につけておいた方がいいですよ。
 それで、最初に書いた
 「どうしたの?」「どうしたいの?」「僕が力になれることある?」
 の話に戻ります。
 言ってもらわなければわかりません。

 1つ目、2つ目は、心の中に秘めていてもいいですよ。(もちろん、しゃべってもらったほうが理解できて、実現が早くなります)
 3つ目は、ことばにしてもらわないとわかりません。思春期は、親に「テレパシー」と「正解」を求めているように感じますが、わかるはずがありせん。
 言えることだけでいいので、ことばにしてください。

 「どうしたの?」「どうしたいの?」「僕が力になれることある?」どのことについても、
 ことばにできないのは、次のどの理由でしょうか?
 ①分析できない。②語彙力がない。③言ったら怒られる。悲しまれる。受け取ってもらえない。など

 「①分析できない。②語彙力がない。」は、僕に話しましょう。ほかの信頼できる人でもいいけれど。ともかく、話を聴いてもらって、「ことばにしていきましょう」。たどたどしい単語しかないものから、それなりの意味のある文章になるまで変化していくのを見せてください。

 「③言ったら怒られる。悲しまれる。受け取ってもらえない」は、かなりつらいですね。よくあることでしょうし、子供が心にフタをすることになります。

 心が疲れているならまずは休んで、できることからはじめてください。

 本来ならここで、「ロボット教室くらい気楽に来たら?」とでも言ったほうがいいのでしょうが、
 ロボット教室が気楽かどうかは、君が感じることです。
 本人以外の人が、本人の行動や感情や考えることを決めつけるのは、根本から間違っています。
 それは、善意からであったとしても、親子でもやってはいけません。

 ロボット教室は、ノルマは無いし、どのように時間を過ごすかは各自の自由の場所です。やること、学び方は自分で決められます。
 だから来てもいいし、一方でほかのことをやりたいのだったら、技術を学べたり、練習できたり、発表できたりする場所に行った方がいいと思っています。発表することが、最も勉強になります。

 自分の時間と自分の身体をどう使うかは、自分が決めることです。

※大人は、子供を「力で押し切れる」と思っているから、力で押さえつけようとします。
 その分、大人は「正解を言わなきゃ」と意味のないプレッシャーと責任を感じています。子供と一緒に考えたらいいだけなのに。
 他人のことをわかっていないのに決めたがる人が多くて、よく戦っているので、ちょっと過激な書き方になっているかも。ごめんなさいね。

~~~~~~
 ということを考えました。
 君にとって、ベストでも、ベターでもいいので、何かいいアイディアが出るといいですね。
 力になります。
 (もちろん、家族も力になってくれますよ。きっと)

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