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【「まずやってみよう」ができる子】

category : コラム, 勉強する, 人生を考える 2019.10.23 
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 先日、9月末の日曜日に「第7回ロボットまつり」(主催:生涯教育株式会社)がありました。
ロボプロの生徒のみんなには、コンテストかレースへの出場もしくはロボプロのデモンストレーションのお手伝いを募集したのですが、残念ながら参加0名でした。

私は、司会進行とロボプロのロボットの操縦体験会をしてきました。
操縦体験には、リンクロボット(1年目)とアームロボット(2年目)を持っていきました。

 ロボプロのロボットの操縦体験会の時間のことです。

 操縦時間を一人1分ずつと決めましたが、みんな群がるように集まってきました。
ロボプロ体験会で経験していただいているように、
操縦法は詳しく説明せず、
試しながら発見してもらいました。
前の人の様子をじっと観察したり、教えあったりして、知恵を共有していました。

 ロボットまつりに参加する中心は小学生です。
中学生ならどうなるでしょうか?

もしかすると、「正しい操縦法」を教えるまで手を出さない生徒が出てくるのではないでしょうか?
「慎重になる」のも、一つの進化の方向ですけれど。

 学校の勉強のことだったら想像がつきますが、
ロボプロのテキスト中の「古田先生からの質問・問題」にも
同じ反応を示す生徒をたくさん見てきています。

~~~~~~
 日本には、思いやりがこもった呪いの言葉があります。

「失敗しないようにね」
「迷惑をかけないように」
「あなたのためにしてあげた」

などがよく使われています。

 人が成長するためには、
または自分に役立つことを学ぶためには、
「自分が経験する」しかありません。

「本を読む」
「動画を見る」
「教えてもらう」もありますが、
どれも、自分から求めていかないと学べません。

 工夫して試して、「失敗し続ける」しかないですし、
「自分で考えて行動する」しかありません。

~~~~~~
 本当に、子供の成長、子供の幸せを願うのであれば、
子供がチャレンジするのをハラハラしながら見守るしかありません。

うまくいかなかった時のことを冷静に振り返ってみると、
多くの場合に、一つ一つのチャレンジがその中での最悪の結果になったところで、
大したことはありません。

 本当に「大したこと」とは、
「子供本人や周りの人の命に、本当にかかわるとき」
「周りの人をケガさせるとき」です。

そんな時には、全力で止めなければいけません。

 それ以外は、すべて経験です。人生の糧になります。

 そこまで心の底から思えたら、
失敗しても、うまくいったところやそれまでの努力を伝えてあげられます。
ダメだったところは、子供が自分でわかっていると信じられます。
意見を求められたら、
子供に心当たりがある理由や、
観ていたからこそわかることを伝えてあげられます。

場合によっては、子供が「ごまかせている」と思っていることも。

 多くの場合にそこまで周りの大人が肚をくくっていないし、観ていないので、
子供たちの行動や心理は、

「自分で考える前に不安になって、正解を知りたがる」
「やろうとすることを恥ずかしがる」
「自分なりの答えを出そうとしない」
「チャレンジの仕方がわからない」となるのです。

 4項めは不思議に思われるかもしれません。
もし、周りの大人が肚をくくっていたら、
チャレンジのやり方を身につけさせていると思うのです。

まずは小さく変えて法則をつかみ、
そのあとで大きく変えていくなど。

子供によっては大きいチャレンジをしてから法則を見つける子がいるかもしれませんが。

「チャレンジ」する意味は、
結果がうまくいくことではなくて、
自分なりのやり方(=法則)を見つけることです。

法則をつかんだら、
それは、その子にとって正しいやり方です。

プログラミングの様子を見ていると、
子供でも「本当に知りたい」と思ったら、
法則を見つけようとします。

「とにかくこの場を切り抜けよう」と思う子供は、
むちゃくちゃに入力して運を天に任せるようなことをします。
たいがいはうまくいきません。

~~~~~~
「やってみた結果から学んで身につけよう」と考える子供を育てるには、

 周りの大人は大変なのですが、
肚をくくって
絶対にダメな大枠だけを最初に伝えることです。

そして、終わってからは
本人が自慢に思っていることと、
逆に本人がわかっていないけれどすごいと感じたことを
ことばにして伝えることです。

 枠を示して、手放して、観察して、伝えることです。

 この経験をした子供は、
自分がやりたいことが見えてきています。
そして、「まずやってみる」ができます。

※補足:「自分がやりたいことが見えてきています」と書きました。
「正解」は他者基準です。
「やりたいこと」は自己基準です。
自己基準を持てるようになると、
判断力を持つということですから、
周りに配慮した行動もできるようになっていきます。

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