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【受験に向けて大事なことは?】

category : コラム, 勉強する 2020.12.5 
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[11月に発送した便りです](その2)

Twitterにこんな投稿がありました。


つながる話です。


 先日、受験生の高校への進学相談を受けました。そのときの話の内容からイメージが広がり、こんなことを考えました。

●高校は通過点。受験はもっと通過点。

●学校での勉強は、「試験のため」ではなく、自分の人生の中で使うためのもの。試験は、自分がどれだけ理解して使えるか、「試験」して知るためのもの。

●入学はゴールではないが、想像しやすい時間の区切り。少なくとも今から入学までにやること、やっておきたいことをリストアップして行動していく。(合格~入学までの間のことも)

●漠然としたイメージでいいけれど、何をやりたいか。(職業名ではない)

●それに関係することを、今まで何をしてきたか。何を作ったか。

●どんな本を読んできたか。

●それには、どんなきっかけがあったか。

●何をやって、やる中で何を学んだか。発見したこと、自分が進化したことは何か。

●話を聴かせてもらうのであれば、一般的な話ではなく、リアルなその人らしいエピソードの方が興味深い。試験で答えることでなければ、専門の人に専門のことを無理に知ったかぶりして話す必要はない。

●専門の人には、専門のことを相談に乗ってもらったほうが良い。その際、自分が「何をやって」「わかっていること」と「わからないこと」を説明できるようにしておく。

●専門のことを話すのであれば、科学的に正しいことを。

●受験のときには、「問題を解く力」が必要。だけれど、入学後、卒業後は、問題を解く力があって解けるのは当然として、「興味を持って自分で問題を設定する力」「問題が解けるまで粘る力」が求められる。

●受験のあと、入学までの間に何をするか。例えばリレーのときのように、スタート地点の前から走りだしても、誰も文句を言わない。

●知らないことを教えてもらうのを主な目的で行くのではない。現代は、知りたかったら、本やインターネットに情報がある。

●教えてもらう必要があるとしたら、まずは「学ばなきゃいけない枠組」。どんな分野があるかを知り、どの程度できるようにならないといけないのか。

●少なくとも、自分が何を知らないか、何を知ったら前に進めるか、知るために。

●「知らないから教えてもらう」と言った時、例えばギターを上達したいのに練習しないで、教室に行って先生に「うまく弾けるようにしてくれ。僕はわかりません」と言っているのと同じ香りを感じる。

●自分がやりたいことを学びに行くのだったら、「何も知らない」「教えてもらわないと何もわからない」で止まっているのは矛盾している。

●「やりたいこと」だったら、言われなくても何かやっている。もし、「疲れた」と言って何もやらないのであれば、それは残念ながら「やりたいこと」ではない。タダで苦労しないで手にしておきたいだけもの。たいがいの場合、「やりたいこと」は、お金を出しても手に入らない。「やりたいこと」のために、お金は必要だけれど。

●その専門が詳しい人、専門については詳しくないけれど何でも話せる人の両方を、相談相手として依頼しておいたほうが良い。

●全体を考えて、「今できること」ではなくて、「やりたいこと」「興味があって実現したいこと」が大事。きちんと見つけておきたい。

●私が進学した大学の学科は、理学部物理学科だった。地理が得意な奴、日本史が得意な奴、英語のペーパーバックの小説を読んでいる奴、英語よりも中国語が得意な奴などいた。なんでもいいので、オタク的こだわりの趣味を遠慮なく持っていたほうが良い。(アニメ監督の宮崎駿さん、ロケットエンジンの研究もしている工業用マグネット会社社長の植松努さんなど、本業以外の知識や経験がとんでもない。興味があることを突き詰める経験があることが大事)

受験生に向けて。

風邪に負けず、実力を出し切ってください。
幸せな春をイメージして。

 来年以降に受験があるという人は、自分が「やりたいこと」を知ってください。
 「やりたいこと」をやるというのが、一番大事なことです。

(学びラボ 若狭 喜弘)

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