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困ったら助けを呼ぶ

category : 人生を考える 2022.5.5 
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ロボットではない話。


連休合間の平日5月2日の午後、スーパーに食品の買い出しで自転車に乗っていた。
住宅地の中の公園に近づいていったら、小学校中学年くらいの男の子2人が手招きをして呼んでいる。
知り合いがいない土地だけれど、呼んでいるからと行ってみた。

案の定、はじめて出会った子供たち。
最初に「忙しいですか?」と聞かれた。
コロッケのタイムセールはあるが、間に合うだろう。

事情を聴くと、藤棚の上にボールを乗せてしまったとのこと。
下からは見えるけれど、手が届かず、近くに棒もない。藤の蔓の枯れたのは地面に落ちているが、脆くなっていて使い物にならない。
僕が行っても同じだった。

でもさすがに大人だから、身長がある。
跳び上がって藤の蔓をつかんだら、枯れた蔓が脇に避け、何度かつかんで脇に避けるうちにボールが落ちてきた。

お礼にお金を持ってくるなんて言い出したので、断った。もちろん。
代わりに「ありがとう」と言いながら抱きついてきてくれた。

この時世、なかなか微妙だけれど、
こういう時に相手を見て大人に頼るのはいい判断だと思った。

一人を抱き上げたり、肩車したら、あの子らが自分の手で取れたのに、と後で気づいたが、あとの祭り。

子供のことで言えば、「お礼にお金を支払う」という発想は、正しくもあり、正しくもなし。
大人として、相手が子供だからと舐めずに対等な関係を作ろうとするには、どんな姿を見せればよいか、悩ましい。

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