Home » コラム, 発想を変える, 人生を考える » 【やりたいことをやって、人から応援してもらう方法】

【やりたいことをやって、人から応援してもらう方法】

category : コラム, 発想を変える, 人生を考える 2023.9.28 
Pocket


[9月に発送した便りです]

 学びラボ ロボット教室の生徒はみんな知っているけれど、はじめたての人や来ていない人が知らないことは、
●「学ぶ」とは、教えてもらうことではなくて、自分から理解しに行くこと。

●ロボットを作るときにやっていること。
①テキストにはロボット作りのすべてが書いてあるのでじっくり読む。
②順番に考えて、一つ一つ試して、自分の知識や能力を積み重ねていく。ロボットの動きの順番も考える。「適当に」では作れない。
③式を計算することが苦手でも逃げない。国語、算数・数学、物理(理科)が必要。
④簡単にできることだけをやっていないで、少し難しそう・面倒そうに見えて避けていたことにチャレンジする。楽しむ。

【やりたいことをやって、人から応援してもらう方法】
 ロボット教室に通ってきている人たちから20代くらいまでの人たちは、やりたいことをやって、キラキラと目を輝かせて夢中になっていたら、無条件に人から応援してもらえます。
 それ以上の年代の人たちも応援してもらえますが、責任を果たすことも必要になってきます。

※毎回、この関係のはなしをするときにしつこく書いていることです。
 ここでは、創作系、モノづくり系の話を書きます。
 「やりたいこと」に、いわゆるビデオゲームなどを「お客さんとして遊ばせてもらうゲームをする」は含んでいません。
 トランプを使ったカードゲーム、ルールを覚えて楽しむボードゲーム、将棋や囲碁、チェスなど、自分の頭で考えて工夫して、創造していく(クリエイトする)ゲームは、将棋の棋譜など完成品として残るものもあるので、含むことにしましょう。
 本当はこんなに単純な話ではないのですが、ひとまずこうしましょう。

 最初にまず「やりたいことをやって、人から応援してもらう方法」を書きます。

[やっているとき]
①やりたいことをやる。(好きなこと、やめようと決めてもやめられないこと)
②ほかの人と比べて、勝ち負け、優劣、はやいとおそいを考えない。(やりたいことをやる気持ちに勝ち負けはない)
③ほかの人の「すごいなあ」と感じた部分は素直に教えてもらえるように頼む。
④困ったことがあったら、まず自分で考える。
⑤信頼できる人に相談する。(答えを教えてもらうのではなく、考え方のポイントを相談する)

[完成後]
⑥人に話す。
 コンセプト、狙ったこと、考えたこと、工夫したこと、大変だったこと、驚いたことなどを、できれば現物や写真を見せながら話す。
 相手は、友達、家族、親戚、卒業した学校の先生など。

 性格や集中するための手段が一人一人違うので、もしできるのであれば、「やっている途中」でも、人に話していったほうがいい。
 「やっている途中」の写真や記録を残しておく。失敗した時の写真は必ず撮る。
 人に見せなくても、自分が工夫するときには必要。

 ここまでは、当たり前の話しか書いていないように感じるかもしれませんが、お盆に実家に集まった際に姪の話を聴いた体験をまとめたら、当たり前な話になってしまいました。
 でも、当たり前の話でも、わかっていても、実行する人はあまりいません。なぜかやりません。

[姪っ子のはなし]
 お盆に母の号令のもと実家に兄弟と家族が集まりました。そのときの話です。
 京都芸術大学(旧、京都造形芸術大学)に今年入学しました。
 これまで大学の授業で課題として作った作品の写真をいくつか見せてくれました。
 撮影、企画、表紙、内装、キャプションの文字まですべて手作りのミニアルバムがありました。姪にとっての祖母(私の母)を取材し、家の中から畑まで行動圏につぶさについていって写真を撮っていました。
 インタビュー力が高く、「老人ホームに入るなら・・・」など、孫だからこそ聴けたことかもしれませんが、親と子では聴けない話も拾ってくれていました。

 この作品のほかにも、写真だけですが、談話室のデザイン図とそのミニチュアとか、本の表紙のデザインとか。
 授業なので評価され点数がどうだったかわからないし、私も判断できないけれど、「おもしろい」と思う程度に興味深い作品でした。

 学校の課題だけれど、それをおもしろがって取り組んでいるのが話している雰囲気から伝わってきて、とても幸せな気分になりました。

 それで思わず、「こんど本を出す際は表紙デザインを頼む」と依頼してしまいました。
 最初のお客さんになるのだとしたらとても名誉なことだし、将来有名になるステップに力を貸せるとしたら、うれしいことです。

[まとめ]
 姪っ子の話を読んでいただいて、もう一度[やっているとき][完成後]を読んでもらうと、なるほどなあと感じてもらえるのではないでしょうか。
 おそらく「当たり前」と感じるのは、頭で考えて当然のこと、学校や家でさんざん言われてそれくらいは知っているということ。

 でもそれができません。
 億劫だったり、面倒くさかったり、・・・・・何より、自分からはじめたことなのに、「おもしろがっていない」。ごまかせるなら、やらずに済ませたいと考えているのじゃないかな?
 その癖というか習慣を、うちのロボプロコースでも出している人がいるようです。

 もったいない。ロボットを作りながら、自分が勉強するスタイルを発見して身につける場所です。

 学校とか、ほかのロボット教室、塾などのことは詳しく知らないので、断定しては言えませんが、ずいぶん違うと考えています。
 学びラボ ロボット教室のロボプロコースでは、困っている生徒には次のようなことを言います。
「これは、2ページ前に詳しく説明してあるから、それを参考にしてみて」
「これは、説明が続いているから、次のページまでザックリでいいから見てみて」
「ここは、とても難しくて自力で答えを出すのはかなり大変だから、見本のプログラムを読んで、どんな順でどんなプログラムを書いているか見てごらん。それで十分」

 こんなことを伝えています。
 だからロボプロコースでも、自分で考えてやってみて、

 ⑥人に話す。
 コンセプト、狙ったこと、考えたこと、工夫したこと、大変だったこと、驚いたことなどを、できれば現物や写真を見せながら話す。

 をやってみてはどうか、とお勧めします。
 答えを知っていて、採点するのは学校のテストの時の先生だけ。
 これからの世の中のことの多くは、何について考えるかのテーマは与えられても、
 「正解」を決めるのは自分で、その途中を工夫するのも自分です。
 周りの人は完成までの途中も応援してくれて、完成したら一緒に喜んでくれるのです。

 これを楽にできないそうにないから『チャレンジ』と感じる人も、やってみましょう。「やりたいことをやる」のだから、かならず楽しくなります。
(簡単にできそうなことだけをやっていては楽しくないですよ)

 応援しています。

(学びラボ 若狭 喜弘)

comment closed

カレンダーは調整中です。体験会開催日は、各記事をご覧ください。

アーカイブ

メタ情報

Sponsored by

Copyright(c) 2023 学びラボ ロボット教室 All Rights Reserved.