Home » コラム, 勉強する, 受講者の声, 報告, 人生を考える » ロボット教室卒業生インタビュー(大学生Y君の場合)~失敗を恐れてる?最初からもう1回やりましょう~

ロボット教室卒業生インタビュー(大学生Y君の場合)~失敗を恐れてる?最初からもう1回やりましょう~

Pocket

ロボット教室卒業生インタビュー(大学生Y君の場合)

学びラボ ロボット教室の卒業生にインタビューしました。
[失敗を恐れない人になるには]
 人は失敗を恐れてるんですよ。根本の原因として。人ってマイナスの気持ちをどこかに抱いてる。自分がそうだからわかる。
 だから、やっぱ周りの人が怒らないっていうのが大事。怒ると好奇心が減っていくからマイナスだと思うんだなあ。叱るって動物的に言うと威嚇ですからね。世の中変なもんでね。そこで怒らないといけないと思ってる人もいるみたいだけども。怒ったら怒っただけ逆に悪影響しかないですね。
 怒られそうって思うから挑戦しづらいんじゃないかなと思う。挑戦すると怒られる。でもそこで失敗を恐れないっていう心があれば、変態になれる。ロボプロが目指す変態ですね。

[人は型にはまるので、型を壊す]
 新しいものを作ると、型ができてしまって結局その型にはまってしまう。
 その型にはまって抜け出せなくなったら一番よい方法は、「積み上げた積み木を壊す」こと。全削除。初期化。もう1回考えてみて、作り上げていく。そして、うまくいったやつを壊してまた新たに作って、そっからどうしていくかっていうのを考えます。これが自分のやり方です。
 初期化は、その場のノリで「はい、壊します」ってことでもいいです。
 とりあえず1回壊して、新しいものを作ってみようとか、改変してみようとかそういうふうにやっていくと、一気に成功するっていうのはありそうだなって思う。
 困ったときには、選択肢がなくなってきているので、選択肢が大量にある最初の状態まで減らす。初心に帰るっていう、一番重要。
 つまり、新しいところに行くか、それを1回取り壊すかの2択しかない。めちゃんこ柔軟性がいるけど。
 最近のこと。パソコンが壊れて、すべてのデータが消えた事故が2回起きた。その後の対処をした経験から、「自分が今何をやるか」に焦点を当てて考えられるようになった。

[高校までの学校での勉強は何をしたらいい?]
 今、小中高校に通っている人は、どんなにくだらない、どんなに面白くないと思える勉強も、とりあえずしてほしい。一つの勉強は点。そのどうでもいいような点がいつか線で結ばれる、線はいつかもう立体的な構造になりうる。
 数学とかでもこれ絶対使わないだろうなって思う分野も、大学では使う。理系の大学に行きたかったら数IIIが必要かな。数学の情報は、ネットで調べれば何でもある。それを理解するためには最低でも数IIとか数A,Bまでは必要かな。
 高校とか中学の数学はとりあえず、勉強しているところ、授業を受けてるところまでは最低限やっておく。点数は関係ない。10点でもいいし20点でも80点でもいいし、勉強してやって「こういう感じなんだな」っていう気持ちになったらそれでOK。
 物理とかも、答え合わせを見たときに、ああそういうことかと、「はいはいはいはい、わかったわかった」っていう感じでやってくれたらOK。
 わかんなかったら、教科書見るなり、できる人に聞いたらOK。学校の勉強ってそんなレベルで、まずはいい。テストときにはもうちょっと点数を取れるようにしておかないといけないけども、普段そこまでなくても、わかればいい。

[ロボット教室の現役の人、これからはじめる人へのメッセージ]
・ロボット教室の現役の人へ:「基本的なものをやった後に、応用をちょっと変えてみよう」。
・これからはじめる人へ:「挑戦心を身につけれるように、常識を考えるな。教科書通りにやらなくても別にOKだよ」。

 目指せ変態!!挑戦心を身につけよう。
 「型にはまるだけです」というよりも、一生懸命やって型から外れた方が楽しくない?型から外れて、失敗を恐れずにひたすら物を作ったらいいよ。
 その第一歩としてやっぱロボプロかな。何の練習も必要ないし、必要なのは挑戦心と行動力さえあれば、それで新しいものが作れる。
 基本的なものを一通りやってくれないと難しいけど、応用は応用で別にこういう例もあるよっていう具体例なだけだから、いろいろと挑みたかったらどうぞ挑んで、もう歓迎歓迎って感じ。
 具体的には、最初の段階としてちょっとだけ数値変えるとか、ちょっとだけ構造を変えるとかでやってみる。そこからだんだん増やしていくのもいいし、そのままちょっとずつやってみて、これ余裕そうだなと思ったらだいぶずらしていく。そのあたりの加減は必要だけれど。
 怒られないんだから。探究心だよなあ。そこだな。
 そして、どの勉強でも、プライドや恥ずかしさを脇に置いて、わからないことは質問しよう。
(おわり)


インタビューを受けてくれた人:福田悠星さん
今の所属:大阪電気通信大学 工学部 電子機械工学科1年生
ロボット教室とのかかわり:ヒューマンアカデミー ロボット教室(ブロック)にアドバンスコースまで通う。その後、ロボプロコースに進級し、3年間受講しすべて修了した。
(文責:若狭 喜弘)

comment closed

アーカイブ

Sponsored by

Copyright(c) 2022 学びラボ ロボット教室 All Rights Reserved.