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「一目見て答えがわからないと、正解を教えてほしがる」になっていませんか?

category : 勉強する, 発想を変える 2020.12.14 
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 そのあとは受験に向けての準備ですね。
 がんばってください。

 としか言えないのですが情もあり、君にお伝えしておいたほうが良いであろうことを、今あらためて書くことにしました。

 塾にも通っていると聞いています。
 もうすぐ受験であれば、「このパターンの時にはこの答えを書け」という教え方をされるでしょうから、しばらく前の段階の話です。

 塾の先生もおそらく話されているだろうことです。

 「答えをそこに書くのが大事なのじゃなくて、考え方を理解して使ってほしい。
  もちろん、テストのときには、答えを書かないといけないよ。」

 君の特徴です。
 「一目見て答えがわからないと、正解を教えてほしがる」

 裏を返すと、
 「考え方がわからない」
 「考えるのがイヤ」
 「考えて出した答えが間違っているのがイヤ」
どれでしょうか?

~~~~~~

余談
 先日のロボット教室の授業時に、テキストの問題を解説していた時、
   「順番に説明していって、そのままやったら答えになる」
 という時に、真逆のまったく違う答えを君は答えました。
 理解していない、というよりも、無意識の拒否反応で、
   「間違った答えを言うのはイヤなので、思い切ってまったく違う答えを言う」
 をやったのかな、と思っていました。

 そして、「考えるのがイヤ」の別の言い方になりますが、
 考えることに慣れていなくて、「考える基礎体力が弱いようだ」と感じました。

 今のままでいいですか?
 君が自分のこれからの人生を考えて、これでいいですか?

~~~~~~
「考える」順番

本題に戻って。

 僕からのお願いです。
 「考える練習をしてほしい」・・・「考える基礎体力」をつける
 「面倒くさがらずに、きちんと書いてほしい」

 『考える』とはどういうことかというと、テストの問題の場合
①[最初の設定][途中で変化すること][求められている答えの種類と単位]を区別する。
 (「答えの種類」距離なのか、速さなのか、時間なのか、など)

②「答えを求めるために何を使うか」「どんな方法を使うか」を考える。

③紙に書いて、答えに近づく。タブレットでもよい。

④答えを出す。

 以上、①~④を面倒くさがらずにやることです。
 やっているうちに早くできるようになってきます。
 やらないから、面倒くさいままなのです。

※追記
 もしかすると、自分自身のことを「できない人」「理解できていない人」と決めつけていませんか?
 そうやって決めると、「自分で考えなくて済む」という特典が付いてきます。
 それで、いいかどうかは、自分で決めましょう。

~~~~~~
小さい子供のころは天才だった

 君の小さかった子供のころを想像しました。
 頭の回転が速いので、小さい子供のころは、なんでもわかる、あるもので何とかする、できる人でした。「天才」とも言われていたでしょう。
 そのような素質は今でもあります。「今」でも。
 でも次第に、わからないこと、できないことが出てきました。
 最初はそんなことを知られたくないので、周りの人を、自分を、ごまかしてきました。

 小さい子供のころできる子は、
 「一目でわかることを答える」
 をしています。

 でも、中学生になると、そのページのほかの場所、別のページ、ほかの教科、下の学年のことを使わないといけなかったり、複数のことを組み合わせる必要が出てきます。

 わからないことが増えてくるようになって、
 「一目で答えがわかること以外は、『わからない』と頭がストップする」ようになった。
 のだと思われます。

~~~~~~
「どうするか」の提案

 対策をどうするかは、君が考えて、決めて、行動することです。
 やり方がわからなければ、塾でも学校でもロボット教室でも、先生に相談しましょう。
 面倒くさいと思っても、やったほうがいいことをやりましょう。
 「わかったつもり」になるのはいいけれど、ちゃんと使えるようになりましょう。
(どういうことかというと、数ページ後、数か月後、別の教科での「問題」で使えるように!)

 君に必要なのは、「(回答欄に書く答えを)教えてもらうこと」じゃなくて、「考える練習をすること」「勉強すること」です。
 それは、お金をかけなくてもできることです。

<参考>
「勉強する」と「テスト勉強する」
●「勉強する」
・新しいことを知る
・今まで知っていることと関連付けて理解する

●「テスト勉強する」
・回答するときの「正解」を身につける
・答えにたどり着くまでの方法を身につける(練習)

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