「事実をもとに、科学的に正しいやり方で考えられるようになること。」とは、『科学リテラシー』のことです。
Wikipediaには、以下のように書かれています。
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アメリカの国立教育統計センターによると、科学リテラシーとは「個人としての意思決定、市民的・文化的な問題への参与、経済の生産性向上に必要な、科学的概念・手法に対する知識と理解」であるとされる。また科学リテラシーのある人物とは、以下に挙げる能力を有するものとされている。
●実験・推論の考え方および基本的な科学的事実とその意味を理解している。
●日々体験する物事に対して好奇心をもって接し、疑問を見出し、問いかけ、答えを導くことができる。
●自然現象を、表現あるいは説明、予測することができる。
●マスメディアの発する情報を分別を持って読み取り、その帰結の妥当性を社交の場で話しあうことができる。
●国や地域の意思決定に伴う科学的な問題を認識し、科学的・技術的に熟考した上で自らの見解を表現することができる。
●情報源および研究手法に基づいて、科学的情報の質を評価することができる。
●議論の場において、証拠に基づいた主張・評価を行い、そこから妥当な結論を導くことができる。
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本来は学校で生徒のみんなに得てもらうようにしないといけないのだけれど、
教える内容が膨大で、
ということは教える内容を生徒のみんなに理解してもらうには、時間と手間がとてつもなくかかるので、
ここで書いた
『科学リテラシー』
を得てもらうのは、生徒の一人一人の責任に任されてしまっています。
それに、一つ一つの技術は、使えるように授業でやるけれど、
実はもっと大事で、何歳になっても使える(汎用的な)
『考え方』
『一人一人の取り組み方』
を探すことを先生が言わないと、気づかないものです。
テストの点数や成績が大事なので、「上手に回答するための技術」にしか興味がいかないのは、当然のことです。
Wikipediaは、細かく難しく書いているけれど、まとめると、
「事実をもとに、科学的に正しいやり方で考えられるようになること。」
学校は、生徒の一人一人がこれを使えるようにするのが、本来の目的です。
[…] 『科学リテラシー』について、別項でまとめました。ぜひご覧ください。 […]
[…] この「計算する能力」のことを『科学リテラシー』という。 […]