ロボット教室卒業生インタビュー(大学生Y君の場合)
学びラボ ロボット教室の卒業生にインタビューしました。
[大学での勉強でショックを受けたこと]
高校時代を振り返って、
大学のロボット作りでは、ベクトルがガッツリ出てきて勉強しなきゃいけなかった。でも、高校ではちょうどそこまで勉強できていなかった。同じような話が、数学や物理にあって、同級生に比べて自分の力が足りないと感じた。
授業であった数学、物理は、高校時代は「こんなのどこで使うの?」と思っていたが、すべて使う。数IIIのベクトルも。もっと勉強しておいたらよかったと心から思う。
プログラミングは、本を読んで勉強していたのだけれど。
[大学でロボット作りのために力を付ける必要があると考えること]
機械設計をするには、物理や構造力学などを学ばないといけないけれど、その基本にあるのが数学。数学が必要。
ただ、「数学ができる」というだけでもダメで、物を作るうえで重要なのは、「グルーヴ」。何人かで作り上げることがほとんどなので、コミュニケーションの語彙力や国語、文系の力が必要。
高校時代までに「絶対に使わないだろう」と思うことも勉強しておかないと、大学では必要になる。
専門科目だけできたらいいか、プログラムができたらいいか、と思っていたけれど、そうじゃなかった。まず数学の知識が必要。苦手な科目もしっかり勉強しておいた方がいい。
だから、大学で苦労しているかなあ。その代わり、専門科目は高校時代に結構勉強して特化(高校が電気関係)しているので、電気関係の試験はできる。高校時代に学んだことを大学で改めて学び直して頭に固定されやすくなったようだ。
でもまだ1年生で初歩段階だから、専門科目よりも数学や物理をもっと勉強しておくべきだったなあと思う。大学でロボットをやりたい人は、数学や物理を徹底的に学んでおいてほしい。
これらが苦手でも、できなくてもいい、暗算できなくてもいいから、理屈だけでも知っておいて。
(次回へ続く)
インタビューを受けてくれた人:福田悠星さん
今の所属:大阪電気通信大学 工学部 電子機械工学科1年生
ロボット教室とのかかわり:ヒューマンアカデミー ロボット教室(ブロック)にアドバンスコースまで通う。その後、ロボプロコースに進級し、3年間受講しすべて修了した。
(文責:若狭 喜弘)
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