大学では何を学ぶ?研究って何?
ロボプロに来ている人は、
「ロボットを作ることをもっと知りたい」
と、きっと思っていることでしょう。
高校や高専がゴールという訳ではなく、
もちろん、大学に入学すること、大学院に行くことがゴールではありません。
それは、
「もっと知るための入口にたどり着いた」
というだけなのです。
そのことを『研究』と言います。
小学校や中学校、高校や高専は、そのための「基礎」を身につけるために行くところです。
「知らない知識を教えてもらう」
のだったら、学校に行かなくてもできます。
本を読んだり、インターネットで情報を集めれれば、知識は増えます。
覚えておかないと研究になりませんが、
情報を覚えるだけだったら、ロボットでも、インターネットに山のように情報が蓄えられているので、絶対に勝てません。
リンク先のような記事がありました。
一部引用します。
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研究とは、ざっくりいえば、まだ誰も知らない何かを明らかにすること、そうして人類の知の先端を先へ進めることを言います。研究者は、あなたに高度な学術知識を伝授するためにいるのではありません。研究のために、つまり人類の知を少しでも先に進めるためにいます。
(中略)
学生もまた、こうした研究共同体の一員として迎えられています。したがって大学において学習の目標は、研究ができる人間になること、言い換えれば世界で誰も知らない何かに向かい合い、何事かを得ることができるようになることです。
そのためには、その分野で世界で既に誰かが知っていることは知っておかなくてはなりません(でないと、それが世界で誰も知らないものかどうか分かりませんから)。しかし既有知識の習得は前提であって、目標ではありません。
9割の人が知らない「受験エリート」がある日突然挫折する根本原因
読書猿の「独学」なんでも相談
https://diamond.jp/articles/-/253173
(リンク先より引用)
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では、小中学生の君たちは、
『何をやったらいいの?』
と疑問に思いますね。
そうだなあ。
小学校~中学校の今の学年までにやってきた学校の授業内容を、年下の人に教えるつもりでノートにまとめてはいかがでしょうか?
自分の教科書を使っていいですよ。
どんな質問が来ても答えられるように。
それと、「教える」のではなく、「相手が使えるようにする」のがゴールだから、『やり方』を身につけてもらうこと。
を考えること。
それと、好きな分野のことだったら、大学生向けの難しい本でも読むこと。ブルーバックスもいいですね。
理解しようと読むこと。
今、できることはたくさんあります。
※やり方:公式を覚えろと言うのではなく、「答えの導き方を相手が自分の力で発見する」ようにすること。だから、「教え」たら、逆にそういうことができなくなる。
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