そのあとは受験に向けての準備ですね。
がんばってください。
としか言えないのですが情もあり、君にお伝えしておいたほうが良いであろうことを、今あらためて書くことにしました。
塾にも通っていると聞いています。
もうすぐ受験であれば、「このパターンの時にはこの答えを書け」という教え方をされるでしょうから、しばらく前の段階の話です。
塾の先生もおそらく話されているだろうことです。
「答えをそこに書くのが大事なのじゃなくて、考え方を理解して使ってほしい。
もちろん、テストのときには、答えを書かないといけないよ。」
君の特徴です。
「一目見て答えがわからないと、正解を教えてほしがる」
裏を返すと、
「考え方がわからない」
「考えるのがイヤ」
「考えて出した答えが間違っているのがイヤ」
どれでしょうか?
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余談
先日のロボット教室の授業時に、テキストの問題を解説していた時、
「順番に説明していって、そのままやったら答えになる」
という時に、真逆のまったく違う答えを君は答えました。
理解していない、というよりも、無意識の拒否反応で、
「間違った答えを言うのはイヤなので、思い切ってまったく違う答えを言う」
をやったのかな、と思っていました。
そして、「考えるのがイヤ」の別の言い方になりますが、
考えることに慣れていなくて、「考える基礎体力が弱いようだ」と感じました。
今のままでいいですか?
君が自分のこれからの人生を考えて、これでいいですか?
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「考える」順番
本題に戻って。
僕からのお願いです。
「考える練習をしてほしい」・・・「考える基礎体力」をつける
「面倒くさがらずに、きちんと書いてほしい」
『考える』とはどういうことかというと、テストの問題の場合
①[最初の設定][途中で変化すること][求められている答えの種類と単位]を区別する。
(「答えの種類」距離なのか、速さなのか、時間なのか、など)
②「答えを求めるために何を使うか」「どんな方法を使うか」を考える。
③紙に書いて、答えに近づく。タブレットでもよい。
④答えを出す。
以上、①~④を面倒くさがらずにやることです。
やっているうちに早くできるようになってきます。
やらないから、面倒くさいままなのです。
※追記
もしかすると、自分自身のことを「できない人」「理解できていない人」と決めつけていませんか?
そうやって決めると、「自分で考えなくて済む」という特典が付いてきます。
それで、いいかどうかは、自分で決めましょう。
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小さい子供のころは天才だった
君の小さかった子供のころを想像しました。
頭の回転が速いので、小さい子供のころは、なんでもわかる、あるもので何とかする、できる人でした。「天才」とも言われていたでしょう。
そのような素質は今でもあります。「今」でも。
でも次第に、わからないこと、できないことが出てきました。
最初はそんなことを知られたくないので、周りの人を、自分を、ごまかしてきました。
小さい子供のころできる子は、
「一目でわかることを答える」
をしています。
でも、中学生になると、そのページのほかの場所、別のページ、ほかの教科、下の学年のことを使わないといけなかったり、複数のことを組み合わせる必要が出てきます。
わからないことが増えてくるようになって、
「一目で答えがわかること以外は、『わからない』と頭がストップする」ようになった。
のだと思われます。
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「どうするか」の提案
対策をどうするかは、君が考えて、決めて、行動することです。
やり方がわからなければ、塾でも学校でもロボット教室でも、先生に相談しましょう。
面倒くさいと思っても、やったほうがいいことをやりましょう。
「わかったつもり」になるのはいいけれど、ちゃんと使えるようになりましょう。
(どういうことかというと、数ページ後、数か月後、別の教科での「問題」で使えるように!)
君に必要なのは、「(回答欄に書く答えを)教えてもらうこと」じゃなくて、「考える練習をすること」「勉強すること」です。
それは、お金をかけなくてもできることです。
<参考>
「勉強する」と「テスト勉強する」
●「勉強する」
・新しいことを知る
・今まで知っていることと関連付けて理解する
●「テスト勉強する」
・回答するときの「正解」を身につける
・答えにたどり着くまでの方法を身につける(練習)
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